中学以来の友達と会ってきた
彼とは元カレ元カノの仲で
本来別れた男とは連絡を取らない主義のあたしらしさを
根っこから覆すようなまっすぐな青年

彼には付き合って3年目の彼女が居る
会ったことは無いが話を聞く限りでは超いい子だな
しっかりしているし何より穏やかで器が広い
広大な牧草に奴を野放しで家畜として飼っているようだ
でもその家畜はとても素直で一途で飼い主を裏切る行為をしない

焼肉を食べながら話す
「あんたって浮気しないよね。素晴らしいね。」と云うと
「その素晴らしい男をばっさり振ったのはどこのどいつだ?」
などと含み笑いで発言されて昔を思い出した
あの頃はまだ何も見えなくて
そう見えないのはまだ今も変わってないけれど
あたしはあの頃と変わらないまま子供のまま膝を抱えて居る

「ねえ。あたしって怒らないイメージらしいよ?
 怒るって衝動だったり葛藤だったりが存在しない人間に見られる。」
「うそだろ?お前、俺にすげー説教してたじゃん!
 怒られてばっかだったよなー、昔のお前に俺。
 それに普通に喧嘩もたくさんしてたじゃん。」
「うん、そうだよね。
 あたしを深く知ってる友達は皆、これ云うとビックリする。」
「あのさー。会社とかな、まだ関係が浅い友達は別として。
 それを今のお前に云ってくる男が居るとして。
 それってお前のいい面しか見えてないんじゃないか?
 もっと体当たりでぶつかってみたらいいんじゃないの?」
「なんかなー。我慢に慣れちゃってる気分。」
「お前、我慢とか一番出来ないんだから、するな。」


ばらんすばらんす
奴の前で泣きそうになったのは
目線を全然逸らさないであたしを何度も覗き込むからで
「幸せになれよー」って泣いた子供をあやすような声が
いつまでもいつまでも耳から離れない

「幸せになれるって解る人をね、あたしはいつも選べない
 好意を抱くモノはいつも決まって手の届かないものばかり」
「いつか重なる日が来ると思う
 それが選べるようになるよ 大丈夫だ」
「だといいな」
「だといいな」


ねえ
あたしの中に深く深く刻まれた想いは
際限の無い海の底に沈めてしまえたらいいのに
だってきっと同じところを巡るだけで
答えや正しさが無いのと同じように
あたしの欠片を剥がしては消え去るだけ
あなたに罪はきっと何も無くてただただ

わかる?

携帯電話を持たずに
暖かな島で一日中本を読んだり海を眺めたり
草むらに寝そべって日向ぼっこしたり
時折優しいキスと揺るぎ無い想いを添えて

コメント

ソラチ
2007年1月8日11:47

あけましておめでとうございます。

最近きょんちゃんの日記がいっぱい読めて
たくさんたくさんうれしいです。

きょんちゃん、元気ですか?

きょんちゃんの言葉ってほんと魔法だよね
きょんちゃんてほんと魔法使いだよね
サリーちゃんだ!
あたしダブダブ。

すてきだなー、大好きだなー

きょん
きょん
2007年1月8日19:55

ソラちゃん☆

こんばんわ、サリーです。
あけましておめでとう。今年もよろしくね。

あたしが書いた日記を読んで、
喜んでくれる人が居るのはとても嬉しいことだよ。
ありがとう。
ソラちゃんは元気なの?あたしは元気よ。
いつも心配なんだから。
いつもいつも思ってるよ。ソラちゃんのこと。

あたし達ってきっと惹かれるものが似すぎて居るって思う。
そう思わない?笑
姉妹だから仕方ないかー。
いつか逢えるといいね。あたし達。ねー。笑

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