雪が降った。
道端に小さな花が咲いていて、
だれかに踏まれたようにひしゃげていたから、
彼女を覆う雪をそっと掃ってあげて、
止め処なく降る結晶から守るように温めるように、
両手を重ねて傘を作って、
幾時間かその場所から離れられずに居た。
当の私自身も傘を持たずにしゃがみ込んで居たので、
それに気付いた彼はやれやれと云った表情を浮かべて、
優しいにも程がありますよ、と言葉を掛けて、
そっと私の上に傘を差した。

コメント

ソラチ
2007年3月13日21:20

そっか、きょんちゃんだったんだ。
びっくりしちゃった。

きょんちゃん、あたしもっときょんちゃんと仲良くなりたいよ。

きょん
きょん
2007年3月14日21:06

びつくりさせようと思ったのん。
てへへ。

仲良しいいぞー!

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