自分だけが気持ちよければいいのかい。
2007年7月22日 日常その男はよくたばこを吸った。
午後2時半のことだ。
会社へ向かう車の中で、
鬱々とした暑さを払拭すべくその男は、
窓を開け閉めしては何度もため息を吐いた。
その男を始めて見たのは中学の頃だったか。
私がまだ恋やら愛やらにうつつを抜かしていない時期で、
例えば放課後に隣に座って煙草を吸って居ても、
例えば退屈な授業をサボってふたり屋上で寝ていても、
違和感を全く感じないどころか逆にそれが普通のような間柄で。
まー、そういった男と今日は一日中一緒に居た。
寿司を食べアイスクリームを食べチョコを食べた。
車はスポーツカータイプで常時針がメーターを振り切り、
風に揺れる髪はいつかの幼い自分を見ているようだった。
海に行きたいと独り言のように私が云うと、
その男はちらっとだけこちらを見た後にすぐ視線を前に戻して、
「面倒臭い」と云った。
私達の関係はそういったものだ。
これが男友達か。
だとしたら悪くも無い関係だなぁ。
午後2時半のことだ。
会社へ向かう車の中で、
鬱々とした暑さを払拭すべくその男は、
窓を開け閉めしては何度もため息を吐いた。
その男を始めて見たのは中学の頃だったか。
私がまだ恋やら愛やらにうつつを抜かしていない時期で、
例えば放課後に隣に座って煙草を吸って居ても、
例えば退屈な授業をサボってふたり屋上で寝ていても、
違和感を全く感じないどころか逆にそれが普通のような間柄で。
まー、そういった男と今日は一日中一緒に居た。
寿司を食べアイスクリームを食べチョコを食べた。
車はスポーツカータイプで常時針がメーターを振り切り、
風に揺れる髪はいつかの幼い自分を見ているようだった。
海に行きたいと独り言のように私が云うと、
その男はちらっとだけこちらを見た後にすぐ視線を前に戻して、
「面倒臭い」と云った。
私達の関係はそういったものだ。
これが男友達か。
だとしたら悪くも無い関係だなぁ。
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